スポーツカーに乗っていて、いつかはサーキットを走ってみたいと思っている方は多いと思います。
そこで、サーキットを走るために必要な前準備をお伝えしていきます!
私がサーキット走行を経験してきている中で、後から知ったやっておくべき事とかも沢山あったので、そんな経験を踏まえながらお伝えしていきます。
目次
- まずは、気持ちの準備
- 車の準備は何をしとけばいいの?
- 自分の服装は?
- そもそも最初はどんなサーキットを走ればいいの?
1.気持ちの準備
まず、一番重要なのが気持ちの準備です。
そう言われて、気持ちの準備が必要なほど大変ならやらないと思った方。安心してください。
大変ではありません。ただ、実際に自分の所有している車でスポーツ走行をしに行くわけなので、安易にゲーム感覚で行くと車をぶつけてしまい、人生終わった⤵️となってしまいます。
そこはゲーム感覚で行くのではなく、徐々に慣れてきてから、徐々に攻めていく様にしましょう。初走行からすごいタイムを出せるような人はいません。いたとしたらただの天才です。コツコツと経験を積んで、運転技術を身につけていきましょう。
やっぱりまだ怖くて踏み出せないという方は、まずはカートに乗ってみて、スポーツ走行をする感覚を掴んでいくのもオススメです。カートは自分の車で走るわけでもないですし、速度も車と比べたら遅いのでリスク少なく楽しめます!
2.車の準備
車内にある小物の整理
車内にあるティッシュとか芳香剤など固定されていないような小物はあらかじめ整理しておくか、走行前に下ろすようにしましょう。普段の街乗りとは違い、かなりの重力(G)がかかります。Gがかかった時に小物が飛んできて、邪魔になってしまいますので注意が必要です。
各部の点検
- ホイールナットはしっかり締まっているか
- タイヤの溝はあるか
- タイヤの空気圧は正常か
- エンジンルーム内のキャップ類はしっかり締まっているか
- 冷却水はしっかり入っているか
- 外装で外れそうなものはないか
ホイールナットに関しては、ホイールを付け替えて走行する方も多いと思うので、付け替えするしない限らずですが走行前に必ずチェックしておきましょう。
スポーツ走行をするとタイヤは少なからず減ります。ですので事前に溝があるかどうかチェックしておきましょう。
工具類でも説明しますが、エアゲージを持参して、タイヤの空気圧をチェックしましょう。走行前と走行後では、中の空気があったまり膨張する事があります。こまめに確認すると良いでしょう。ちなみに空気圧は、場合にもよりますが私は全て2キロに調整しています。街乗りではタイヤが減り、燃費も悪くなったりするので、スポーツ走行が終わったら元の数値に戻しておきましょう。
スポーツ走行をすると街乗りより、エンジンを回して走るわけなので熱を持つようになります。そんな中キャップがしっかり締まってないと、最悪の場合エンジンが壊れてしまいます。チェックしておきましょう。
冷却水に限らずですが、しっかり規定量入っているか、オイル類に関してはしっかりとした周期で交換しているかチェックしましょう。こちらも故障に繋がります。
外装でガタついているもの、外れそうなものが無いかチェックしましょう。ある場合には、しっかり付け直すか外しておきましょう。
工具類
必要最低限あったほうが良いもの
- ジャッキ
- 十字レンチやトルクレンチ
- エアゲージ
- 作業用手袋
ジャッキはタイヤ交換する際や、万が一のことが起きたときに使用するので持っておきましょう。車に純正で積んであることもあるので確認しておくと良いでしょう。
十字レンチやトルクレンチはホイールナットの締め付けや確認に使用します。適正トルクもあるので、トルクレンチがあると良いでしょう。
エアーゲージはタイヤの空気圧を測るために使用します。特に空気圧はスポーツ走行をすると中の空気があったまって膨張することがあります。ですのでこまめにチェックするようにしましょう。私が使用しているエアゲージはこちらです。
エーモン(amon)エアゲージ ライトグレード タイヤゲージ 空気圧 測定 ゲージ径φ35mm 収納袋付 8822
作業用手袋は、タイヤ交換や空気圧の確認などの作業で手を汚さないために使用します。あると便利です。
バケットシートや4点以上のシートベルト
スポーツ走行をすると普段の街乗りよりもGがとてもかかります。Gがかかった時に自分も飛ばされそうになり、シートポジションが安定しなくなります。ブレーキを踏み損なうこともあり、とても危険ですので、必ず無いとダメなものでは無いですが、あった方が間違いなくいいです。シートが高くて買えないという方は、4点式シートベルトだけでもだいぶ違いますので、準備しておくことをオススメします。私が使用しているのはこちらです。
サベルト クラブマン70 レッド 右 レーシングハーネス 4点式シートベルト ショルダーパッド付き Sabelt CLUBMAN70 サルーンからツーシーターまで幅広く対応
ブレーキ関係
私が危ない思いをして知ったのがブレーキです。
何があったかと言うと、周回走行をしていたら、ブレーキがフェード(急に効かなくなる現象の事)し、サーキットの砂利に突っ込んでしまったのです。
なんでこんな現象が起きたかというと、ブレーキのオイル(ブレーキフルード)が熱を持ちすぎて沸騰し、ブレーキを効かせることができなくなっていました。
これを防ぐためには、ブレーキフルードを高い沸点のものに変えることが必要です。基本的には、DOT3という規格のフルードが入っていますので、それをより高温でも耐えられるDOT4という規格のものにしましょう。分からなくても、カー用品店等でブレーキフルードの交換を頼む際に、DOT4のものに変えてくださいと言えば変えてもらえます。
また、ブレーキパッドも同様で、より高温でも耐えられるスポーツパッドと呼ばれるものに変えておきましょう。
変えられてなくても、しっかりクーリングをし、注意をしながら走行をしていれば大丈夫です。
3.自分の服装
準備しとくもの
- ヘルメット
- グローブ
ヘルメットは大きく分けて、4輪用(車)と2輪用(バイク)がありますので4輪用のフルフェイスが好ましいでしょう。
グローブはレーシンググローブの方が間違いないですが、作業用のグリップのあるものでも十分だと思いますので、好みで選んでみてください。ちなみに私は、作業用の手袋を使用しています。
服装
長袖長ズボンで肌の露出が少ないものであれば大丈夫です。タイヤ脱着等の作業がある方は汚れたりしますのでツナギを着ていると楽かもしれません。
靴は履き慣れた、馴染みのいい靴が好ましいでしょう。
4.そもそも最初はどんなサーキットを走ればいいのか
身近にあるミニサーキット
最初からスーパーGT等が行われるような大きなサーキットはお金もかかりますし、スピードもかなり出るため怖いと思います。ですので最初は身近にあるミニサーキットをオススメします。例を挙げると、本庄サーキットのような一周1分かからない程のサーキットです。
走行会に参加するのがオススメ
ミニサーキットでも各サーキットでライセンスが必要になってきます。そのライセンスは料金もかかってきてしまいハードルが少し高いので、初めは自動車メーカーやディーラー、ショップなどが主催する走行会に参加することをオススメします!走行会にはライセンスが必要ないのと、主催の方が丁寧に教えてくださるところも多いです。そこで走ってみてよかったらライセンスをとって走るのでも良いでしょう。
どうだったでしょうか。私は、サーキット走ってみたいけど勇気が出ないような方にぜひ、サーキットを走る楽しさを体感してもらいたいと思っております。私自身サーキットを走り、大袈裟かもしれませんが世界が変わりました。皆様が素敵なカーライフが送れることを願っています。
コメント